こんにちは。のりゆきです。
Yahoo!ニュースの昼刊にこんな記事がありました。
高校生の奨学給付金、保護者流用か…教育費未納
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00050012-yom-soci
子どもは親を選べないなんてよく言いますが、選べないどころか子どもにはハズレを切り捨てる権利さえありません。
まず、法的に親子の縁を切ることは不可能です。たとえ虐待で児相に引き取られようが戸籍を移そうが、親子は親子。縁は切れません。
そして、今の日本社会は子どもが親無しで生きていくにはハードルが高すぎます。あらゆるシステムは保護者がいる前提で構築されています。
じゃあ親戚か仲良い大人に頼ればいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、そう簡単な話ではありません。親が死んだならまだしも、親が生きている限り保護者は親なのです。もし誰かの家にお世話になろうもんならその人が誘拐で逮捕されちゃいます。そもそも親戚なんて親の血縁者。敵の味方はみんな敵です。生理的に無理。
次に考えるのは親を早死にさせるという方法でしょう。しかし、そんな呑気なことを言っている余裕はありません。もっと即効性がある方法でなければ意味がありません。しかも最悪の場合、自分が大人になってからやれ医療費だなんだと搾り取られる可能性があります。これは避けるべきです。
じゃあ親が死ぬまで待つのか?残り40年くらい棒にふるのか?
そこで一つの妙案が浮かびます。
いっそのこと自分で殺せば良いんじゃないの?
良くありません。
麻薬と殺人はやっちゃならねーファールだと彼も言っています。死刑になるほどの罪を犯させるという手段もなくはないですが、それはそれで周りの人間にも危害が及びます。
まだ自分一人で生きていくこともできない、親を殺したら自分は前科者、どうしたらいいの?どうにもできません。もう八方塞がりです。
こういう話をすると、元々親がいない人だっている、親だって苦しんでいる、世界には〜〜と言う人がいますが、ハッキリ言って論点がずれています。
皆それぞれに苦労があり、そもそも比べられるものではありません。
親がいなければ貰えるお金があります。親がいなければ頼れる人がいます。自分が苦しんでいれば人を苦しめていいなんて理屈は通りません。ここはアフリカではなく日本です。そういうことは自分が実践してから言ってください。
じゃあ義賊を気取って勝手に人の親を殺すのか?
それは最悪です。子どもというのは健気なもので、どんな仕打ちを受けても親が好きだったりするんです。中には完全に切り捨てている子もいますが、明らかに少数派です。
そんな状況で第三者が介入して勝手に親を取り上げるなんてのは危険すぎます。
結局は本人次第なんですよね。
境遇は同じでも一人として同じ人間なんていません。
第三者にできるのは、せいぜい彼らの幸せを願うことくらいです。なんて無力な大人なんでしょうか。