こんにちは。のりゆきです。
タイトル通り、なぜ障害がある体になっても私の人生が変わらなかったのかを考察してみようと思います。
正直あまり書きたくないんですが、このブログ読んだせいで楽観的になりすぎてドン底まで落ちた、みたいな人が出ても困るので。
例えばですが、マラソン選手の足が動かなくなったとか、ピアニストの手が動かなくなったといったら、少なくともその競技(楽器)は続けられないでしょう。
転向する、指導者になる等その世界に身を置き続ける事は可能だと思いますが(もちろん相当な努力を経て)、当然それでは「人生変わらなかった」とは言えません。
上記の例に共通するのは、自分を価値付けているものを失った、という点でしょう。
逆の例を出すと、例えば藤井聡太さんの左手が動かなくなったとします。
それが彼の将棋の実力に影響するでしょうか?
(プロの世界でメンタルが非常に重要な要素である事は言うまでもありません。そういう意味では、少なからず影響があるでしょう。他にも、リハビリのため将棋のブランクができてしまったり、もし頭を打っていたら思考にも何らかの影響はあるでしょう。とりあえずそういうのは置いといて、片手があれば駒を盤上に置くことはできます。)
私は藤井聡太さんのことも将棋のこともよく知りませんが、少なくとも彼はフィジカルではなく頭で勝負していると思います。
(スポーツ選手やピアニストが頭を使っていない、なんてもちろん思っていません)
よく「心身ともに」なんて言い方をしますが、その人が心と身のどちらで勝負しているのか、そこが大事です。
ようするに、僕が身を失っても平気だったのは、元々心で勝負していたからです。
おまけに、僕は運動神経が極めて悪かったので尚更です(そのせいで回復が鈍かったみたいなこともあるっぽいんですが)
例えば僕が、幼い頃からバスケをやっていて、将来はNBAを目指していたとしたら、僕の人生は悪い意味で激変していたでしょう。
そう考えると、私が半身麻痺になるよりもバスケ小僧が膝を壊した方が人生に与える影響は大きいかもしれません。まあ幸不幸を比べることに意味はありませんけど。
突然ですが、私は今回の事故で脳細胞の25%程度が死滅していまいました。
この場合、高次脳機能障害が出ても珍しくありません(むしろ出ない方がレアらしい)。
にも関わらず、事故後のIQテストの結果、私のIQは137(同年代集めて同じテストしたら偏差値75)でした。その辺のサイトに載ってるテストじゃありませんよ笑、専門家が実施する何万円かかかるテストです。
私自身の感覚としては、事故前より明らかに頭の回転が悪くなっています。まるで別人みたいです。最初の1ヶ月くらいは割と困りました。
特にワーキングメモリーがショボすぎてマジ不便です。
でも、それは社会全体で見た時には大した事ではなかったみたいですね。
総括としては、感心したり尊敬したりするのは誰でもいいも思いますが、目標にする人は選びましょう。ということです。
事故前のIQが気になるところですが、リハビリの時間が来たのでこの辺りで筆を置かせていただきます。