つい先日dアニメストアに入会した私は、気になっていたアニメをここ数日で片っ端から見まくっております。
当初の目的は君嘘でしたが、当然一作で終わるわけもなく、きんモザ・蛍火の杜へと続き、入院でみそこねていたラブライブサンシャイン、SideM、デレ劇とむさぼるように見ていました。
そして本日視聴したのが『東京マグニチュード8.0』。いわゆる首都直下型地震をテーマに、2009年に放送されたアニメです。当時は首都直下型地震なんて言葉まだなかった気もしますが。作中では滝川クリステルが都市直下型地震と言っていました。
このアニメについて、もはや感想なんてものは出てきません。なんというか、3.11のドキュメンタリー見たときみたいな心境になりましたね。
何も感じていない気がするのに、何も考えていないはずなのに、ただただ流れ落ちる涙。
こういう時は、正直安心してしまいます。自分にもまだ人間の心が残っていたんだと。いざという時にはちゃんと出てきてくれるんだと。
でも、考えなくてはいけないと思うんです。
3.11での死者行方不明者は18,446人、この全員が罪のない善良な市民だったわけではないでしょうが、死というのは思いのほか身近な所にあるんですね。
かくいう私も九死に一生を得た身です。まあ死にかけようが何しようが今生きてれば同じですが。
繰り返しになりますが、今生きている我々には考える義務があるのでしょう。
命の重さに順位があるとは思いませんが、助かる命と助からない命があるのは事実です。時には選ばなければいけないこともあるでしょう。残酷な話ですが、この世の全ての不利益は当人の能力不足。どうしても選びたくないのなら、何者も寄せ付けない戦闘力、救急隊顔負けの救急救命処置技術、内科や外科の専門知識などなどあらゆる専門技能を身につけるしかないのでしょう。それでさえ救えない命もあると思います。
自分が死んだことも大切な人に死なれたこともないのでわかりませんが、本当に辛いのは選んだ側、残された側なのかもしれません。
古市さんの言葉が胸に刺さります。
「死ぬべきは私でした。若い方々に生きてほしかった」
今日も読んでいただいてありがとうございました。