私は2017年11月、自転車で走行中に交通事故に遭い、頭を打って脳梗塞になり、退院した今も後遺障害(左半身麻痺)が残っています。
まあ詳しい事はおいおい書くとして、とりあえずの感想としては、
そう簡単に人間変わらない。
この一言に尽きます。
以前のイメージでは、
交通事故なんて一大事じゃないか!!
半年も入院生活なんて辛すぎる!!
骨10本も折れるとかちょー痛そー!!
左半分動かないなんて人生に絶望してしまうよ...
そんな事あったら人生(観)変わるよなー
といった感じだったのですが、
いざ自分の身に降りかかってみるとなんて事はない。それどころか楽しすぎる。
僕は今23歳なのですが、今までで一番楽しかった事は?と聞かれたら、間違いなく入院生活(特に最初の2ヶ月)だと答えます。
この最初の2ヶ月がどんな期間だったかというと、完全に自分の体が動かなかった期間です。
左半分は脳梗塞による麻痺で動かない、右半分はボキボキで動かせない。いわゆる寝たきりで、一日中ベッドの上です。
そんな状態で何がそんなに楽しかったかと言うと...
という話はまた今度にして、本題に戻ります。
「障害者になったけど大して人生変わらなかった」という話です。
障害の程度としては、身体障害2級です。
具体的には、左手がほとんど使えません。バンザイできないし、指が開かないんでモノつかめません。
左足は、怪我人丸出しだけどとりあえず歩けます。走れません。ジャンプできません。つま先立ちができません。
体には明らかな変化が起こっていますが、これによって生活が変わったかと言われるとそうでもないです。
今は一人暮らしで、特に何も困っていません。
そして、心(考え方、性格)もまるで変わりませんでした。
元々僕はだいぶクズと言うか、何をするにも無気力で、それで大して困らなかったから余計クズになるというループにはまっていました。
積極的に死を選ぶのはいけない事だと思うからとりあえず生きてる、みたいな感じです。
そんな中、いわば九死に一生を得たわけです。
それはもう人生観変わって、
やる気100倍!アソパソマソ!!
ってなるかと思いきや、全く変わっていません。
こんな文章書いているあたり現在はお察しですが、事故直後もこんな感じでした。
やべーオレ今めっちゃ哀れじゃね?この状況利用して一儲けできねーかな?
これを機に秘めた力が覚醒するんじゃね?
やべー自分の体なのに思う通りに動かねーとかおもしろすぎる笑
みたいに思って過ごしていました。
一儲けに関しては後に猛省しました。
世界にはもっと大変な思いをしている人が山ほどいる事まで気が回りませんでした。お恥ずかしい話です。
そして最後に、環境。
僕は今大学院の2年生で、順当に行けば今年で卒業し来年から社会人です。
そしてこれもまた順当に行ってしまいそうなんですよね。
6/1には就活も終わり、今はせっせと修論書いて(るふりをして)ます。
これは周囲の人々の協力による所が大きいと思うので、とても感謝しています。
感謝してるのは嘘じゃないんですけど、なんか普通でおもしろくねーなーと思っているのも事実です。
というわけで、何か大きなイベントがあってそれを機に自分が変わるんじゃないかと思っている皆さん、残念ながらそれは幻想です。
バカは死んでもバカです。
最後に、こんなナメくさった事をわざわざブログに書いた理由ですが、
これを読んで前向きになれる人が一人でもいてくれたらいいな、と思ったからです。
人生に絶望している人もいるでしょう、そして客観的に見たら僕が置かれていた状況はかなり絶望的だったと思います。
そんな人が、ああこんな頭いっちゃってるヤツもいるんだな、と肩の力を抜いてくれたら嬉しいです。
もう1つは、ワンチャン本出して印税入ってこねーかなーというクズな理由です。
どっちも本当ですよ。普段は嘘ばっかついて生きてる、というかもはや自分が本当に思っていることなんてわからないって感じですけど、ここには本当に思っている事だけ書くつもりです。
さて、現在閲覧0のこのブログ。
この記事が誰かに読まれる事を願って、この辺りで筆を置かせていただきます。
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