名言とか格言みたいなものって色々ありますが、基本的にそういうのはマイナスに傾いているときにかけるべき言葉なんですよね。
例えば「いつからでもやり直せる」という言葉は、もう人生終わりだと絶望している人にとってはいい言葉ですが、いつからでもやり直せるんだったら明日から本気出す、と言い出すことも可能です。
同様に、今日の自分を受け入れたとき全ての過去は肯定される、という言葉も、辛く過酷な現実に立ち向かっている人にかければ感動的な言葉ですが、なんの努力もせずにヘラヘラ失敗し続けている人間の手にかかれば、何もしない言い訳になってしまいます。
このように言葉、さらに言えば価値観や性格というのは、使いどころが大事なんです。絶対的な良し悪し・優劣はありません。