そう簡単に人生変わらんよ

モラトリアムを拗らせた中二病おじさん。

卒アルを捨てる

私がミニマリストになったキッカケである、ミニマリストしぶさんのインタビューを読みました。

記事の内容自体はブログや『手ぶらで生きる』でおっしゃっていることと同じですが、ちょっと思い出したことがありました。そう、断捨離を始めた誰もがぶつかる壁、卒業アルバムです。

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記事にもある通り、いきなり卒業アルバムを捨てるのは危険です。しかし、真っ先に卒アルを処分すること大きなメリットがあります。

ズバリ、その後の断捨離がはかどるのです。

「これどうしよう?」と思った時に、「まあ卒アル捨てたんだからこれも捨てていいだろ」と光の速さで捨てることができる。思い出の品系はこれで瞬殺。

とまあ結論は以上なんですが、その理由についてちょっと考えてみます。

実はこれ、卒アルを捨てる理由よりも卒アルを今日まで捨てなかった理由に焦点を当てるべきなのです。

私の場合は「これを捨てたら人間として大切なものを失ってしまう気がする」という理由でした。好きだったあの子と一緒に写っている写真や、友達が書いてくれた寄せ書きを捨ててしまったらいよいよ心を失ってしまう気がしていたのです。

しかし、実際に捨ててみてはっきりとわかりました。思い出の品だろうが所詮はモノです。モノに心は宿りません。

じゃあみんながいう「思い出の品」というのは何者なんでしょうか?私が思うに「(心の中に眠っている)思い出(を想起させるため)の品」です。自分の中にないものは想起されるはずがありません。残酷な言い方をすれば、卒アルを捨てようか悩んだ時点で心は死んでいるのかもしれません。

しかし、諦めるのはまだ早い。卒アルを捨てることによって、卒アルへの幻想を捨てることができる。そして人生の本質に向き合うことができる。

青春は一度きりですが、人生はまだまだ続きます。

同じ過ちを繰り返さないためにはきちんと過去の失敗に向き合う必要があります。

 

ファイト!!