今日はボルダリングに行ってきました。
私のボルダリングと出会いは高校生の頃で、所属していた山岳部の活動の一環でボルダリングをやっていました。
当時は「ボルダリング」と言っても知らない人がほとんどでしたが、2020の東京五輪から正式競技?になった事もあり、認知度も上がったのではないでしょうか。
さて、高校生3年間もそこまで真面目にやっていたとは言い難い私。高校を卒業してからもボルダリングを続けていたわけではなく、卒業後の6年間で10回も行っていませんでした。
そんな私がどうして突然、しかもこんな体になってボルダリングがしたくなったのでしょう。これは自分にもよくわかりませんが、いわゆる「無い物ねだり」的な話だと思います。
どこで聞いたか忘れましたが、脳は失ったものを大切だったと感じるようにできているそうです。「失って初めてわかる大切さ」みたいなことを言いますが、それはある意味当たり前なのです。失ったら大切だと思うようにできてるんですから。
さすがの私でも、突然その辺のボルダリングジムに行ったわけではありません。モンキーマジック という団体が主催するマンデーマジック東京というイベントに参加してきました。
モンキーマジック さんでは、クライミングを通じて障害者(視覚の方が多い)と交流する活動をしていて、マンデーマジックというイベントも月に一回高田馬場で開催しています。
感想ですが、行って良かったです。
もちろん今まで通り登れはしませんでしたが、久しぶりのボルダリングは純粋に楽しかったです。初めて登った時のワクワクを思い出せました。
そしてなにより、先人の知恵を学ぶ事ができました。私と似たような境遇の方もいらっしゃり、クライミングに限らず色々なお話を伺う事ができました。
あとは、パラクライミング世界大会のメダリストにもお会いする事ができました。彼らはお二人とも弱視の方で、もちろん今日初めてお会いしたのですが気さくに接してくださいました。そして、同じ障害者が努力しているという事実から勇気をもらいました。
今日はたまたま火曜開催だから行けましたが、月曜日はゼミなので、残念ながら来月は行けそうにありません。
でも今日で自信が付いたので、そのうちまた秋パンにでも行こうかと思います。そしていつの日か、元気な姿で、今度は支える側としてマンデーマジックに参加したいと思っています。